旅のはじまりは鎧駅から。21歳の春。
餘部鉄橋。
加古川バイパスから播但道を北上。和田山から9号線を直進。
浜坂から日本海沿いに餘部まで。
今は架け替えられた橋。

BGMがスピッツの愛のことばだったのを、覚えている。

兵庫県北部山陰、但馬地方にある湯村温泉。
朝ドラ「夢千代日記」のロケ地としても有名な、平安時代開湯の歴史ある地。
荒湯は98度もあって、皆がゆで卵や野菜を茹でてた。
温泉街に泊まって、足湯でほっこり。

鳥取砂丘に連れてきてもらった。
小さいときにも家族で来てるから、たぶん2度目か3度目。
飛んだり、魔法陣描いたり、走ったり、手を繋いだり。

鳥取県、境港。
水木しげるロード。
妖怪と遭遇したり、握手したり、触れたり、写真を撮ったり。
「ゲゲゲの女房」なんて朝ドラが始まるとは思ってもみなかった頃だけど、知ってる妖怪に出会うとテンションがあがってしまったり。


城崎温泉。
特急はまかぜ。山陰本線城崎温泉駅下車。
鈍行ばかり乗ってると、特急のはやさに感動してしまう。
JR西日本の日帰りプラン。浴衣を貸し出して着付けしてくれて、旅館の個室で食事、温泉街をぶらぶらと。
高校を卒業してから、ひさしぶりにしゃべり倒したような、そんな記憶。
お金も時間も融通のきいたこの時期に、もっと皆といろんなところ行っておけばよかったなぁと思います。


ちょっと島根県は松江まで。
乗り継ぎ県は、兵庫県→鳥取県→島根県。 路線は山陽本線・播但線・山陰本線。
念願の山陰列車鈍行旅をしてみました。青春18きっぷ2日分。
宿が素泊まり1980円。お風呂がなかったので駅前スポーツジム日帰り入浴400円を使用。
泊まった宿のマスターが、八重垣神社まで観光に連れて行ってくれ、なおかつ宍道湖ドライブまでしてくれました。もちろん無料。
ほんとう、だんだん。
宍道湖畔にある、今はもうなくなってしまった、ルイス・C・ティファニー庭園美術館&イングリッシュ・ガーデン。松江ウォーター・ヴィレッジ。
ここに来るために松江に来たわけです。アール・ヌーヴォーの時代を、たっぷり堪能。

神話とアール・ヌーヴォーの旅の帰路も鬼太郎列車。お盆に妖怪と旅なんて、ちょっと素敵かもしれない。


モドル